令和4年第4回宮代町議会定例会が開かれ、様々な議案が討議された。特に注目を集めたのは、ふじ第2児童クラブの工事請負契約に関する案件であり、設計や建設計画に対する多数の質問や議論が交わされた。議員たちは、特に学童保育環境の質や将来の児童数についての懸念を表明した。
山下秋夫議員は、児童クラブと学校との通路に関して懸念を示し、冠水のリスクについて質問した。保健センターの間の通路が水に浸かることで、子供たちの安全尚且つ移動に支障をきたす可能性があるからである。また、通路を利用する際に子供たちが危険にさらされることを避けたいという姿勢が見える。これに対して、課長は冠水の際には、車道を使った方法で安全を確保する意向を示したが、その具体策に対しては不安も残る。
さらに、複数の議員から、学童保育への児童数の増加が予想される中で、今後の受け入れ体制やその影響についても言及された。特に、学童保育の定員に関しては、現在の計画では120名を想定するも、子供たちの数は今後増加する可能性が高く、柔軟な対応が求められる。
教育長は、現在の学童保育の施設数については、現段階でピークを迎える見込みがあるとし、将来的には生徒数の減少も見込まれるとのスタンスを明らかにした。ただ、第2児童クラブの開設が急がれ、今後の需要にどう応えるかが課題として残されている。また、部屋の利用計画においては、余裕をもたせる形にしていると説明されたが、議会内では、依然として不安視する声が強い。
工事契約に関する議案は賛成多数で可決され、今後、児童クラブ設立に向けたハード面の整備が進められる。今後も住民からの意見や要求を取り入れつつ、最適な運営が求められる。特に、安心して過ごせる環境づくりや、きめ細やかな対応が強く求められる中で、町としての取り組みが注視される。