令和3年12月3日に開催された宮代町議会の定例会では、町政の重要な課題が扱われた。
今回の会議では、議題として一般質問が中心となり、合川泰治議員をはじめとする議員がさまざまな問題を提起した。特に注目を集めたのは空き家や空き店舗の対策に関する質疑だ。合川議員は、空き店舗活用事業に関して実績や条件の見直しを求めた。産業観光課長の菅原隆行氏は、昨年度の実績を報告し、補助金の使用状況や対象エリアの拡大に向けた検討を行う意向を示した。
さらに、マンホール蓋の活用に関する提案もあった。議員たちはマンホールカードの活用が進んでいることを評価し、観光施策と連動させた地域活性化を目指した取り組みを探求した。
結構多くの質問が集まった道路の安全対策についても、特に神明神社から県道蓮田杉戸線にかけた区間での交通量や安全性の確保が議論され、町は今後の舗装修繕計画を進める意向を表明した。
手話言語条例の制定については、宮代町の福祉課長、宮野輝彦氏が取り組みの進捗について説明した。町として手話言語の普及に向けた活動をしており、今後も継続的に取り組んで行く意向を示した。
新型コロナウイルス感染症の状況についても触れられ、健康介護課の井上正己氏が現在の感染状況や町としての今後の対応を述べた。特に新たに確認されたオミクロン株に対して、注意深い観察と準備の重要性を強調した。
最後に、合併問題についても触れられた。過去の住民の意見を反映させた上で、今後の町の在り方に大きな影響を及ぼす問題であるため、議論が白熱した。議会は住民との対話を重視し、意見の反映を図る必要があるとの声が強かった。
次回の議会でも町民の生活に密着した問題が議題となることが期待される。