令和3年6月の宮代町議会定例会では、交通インフラの整備や教育支援の推進について多くの議論が交わされた。
特に、町道第26号線や17号線の歩道整備については、町民の安全に直結する重要な課題とされ、町民生活課長が進捗状況を報告した。
町道第26号線の整備については、手押し信号から踏切までの歩道が、幅員約3メートルに拡幅される計画であり、令和3年7月末までの工事完了を目指している。
町道17号線についても、工事が遅れている原因として、水道管の入替工事が進められており、9月末完了を見込んでいる。
また、教育支援センターの設置に向けた進捗状況も報告された。教育委員会は、地域医療振興協会の調査を基にした地域のニーズに応じた、より利用しやすいセンターの設置を推進する意向を強調した。
子どもたちの見守り強化事業も計画されており、地域の困難を抱える家庭への支援を目的として、収集したデータを元に実施が進められている。特に、教育現場での感染対策の徹底や、心のケアが求められており、継続的な支援策が期待されている。
さらに、地域農業の生産基盤の整備進捗についても議論され、埼玉県の支援を受けた圃場整備が進行中であることが明らかになった。現在、モデル地区として宮東・中島地区での取り組みが進められ、地域の農業の振興や担い手の確保が図られる。
町長は、地域コミュニティ活動の支援につながるこの機会を大切にし、町民が集う場の整備を含む点についても言及した。特に女性の生活を支えるための取り組みや生理用品の無償配布の進捗についても言及され、今後も多様な支援策の重要性が強調された。
新型コロナウイルス感染症の影響により、町民の生活様式が変化している中で、教育、福祉に関連した事業の重要性が再認識されており、引き続き見守りや相談支援が求められていることが確認された。