令和2年9月3日の宮代町議会では、新型コロナウイルス対策や水害対策等について活発な議論が行われた。
今年の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に対する懸念は、町民の生活に大きく影響を与えている。議員からは、町民や事業者の不安に応えるため、総合相談窓口を設置する考えはないかと質問があったが、副町長の渋谷龍弘氏は、専用窓口を設けると、かえって相談者を待たせてしまと思われているため、現在の方針の変更はないと述べた。今後、感染状況を注視し、国や県に検査体制の拡充を働きかけていくことが強調された。
水害対策については、ホンロク地区の浸水対策や姫宮落川の改修工事の進捗が報告された。市街地では、浸水被害が毎年生じているため、改修を急ぐ必要がある。
地域の医療面では、病院誘致について議論された。特に、コロナが影響している中で、地域住民の医療へのアクセスが重要視されている。病院建設計画が思うように進まない中、住民からは切実な声が上がっており、今後はより積極的に取り組んでいく必要がある。
都市計画税については、生活環境への影響も考慮され、長年町民からの要望が寄せられているが、課題が依然として残る。特に課税を負担している住民の意見を聞く必要があるとも言及された。
国民健康保険の負担軽減については、加入世帯の平均所得が低い中で、より効果的な支援策が求められている。県から補助金が出ているものの、町単独での特別な施策には慎重姿勢が示された。今後も国に対しての要求を続ける方針が示され、町民の負担軽減のための努力が重要視されている。
このように、宮代町議会では新型コロナウイルスや水害対策について具体的な進捗や課題が議論されており、今後の町の運営が期待される。特に町長や議員の協力によって、地域が抱える問題に対して迅速かつ適切に対応していく姿勢が求められる。