令和4年第4回宮代町議会定例会での一般質問では、新型コロナウイルス感染症対策が主要な話題として取り上げられた。議員は特に、発熱外来の強化や抗原検査キットの配布について質問を行い、健康介護課長の井上正己氏は、感染者数の急増に対する対応策として、いくつかの施策を提案した。特に、発熱外来の医療機関への協力要請、抗原検査キットの配布などが強調され、これにより町民の感染防止を図る必要性が述べられた。
また、降ひょう被害についても議論された。埼玉県東部で降ったひょうによる農作物の被害が甚大であり、町としても支援策の実施を約束した。報告によると、梨やブドウなどの果樹作物において、約9,051万円の損害が発生していることが示されており、これに対して町独自の支援金を考慮しているとされた。
さらに、地域のコミュニティセンター事業についても進捗が報告された。モデル地区として須賀地区が選定され、令和5年度の開設を目指して準備が進められる。
教育に関しては、コロナ禍における小中学校の運営状況や、オンライン授業の活用が進められている点が挙げられた。学校では教育環境向上のための施策が実施されており、児童生徒の参加も促進されるよう努めている。
最後に、宮代町の職員について、歳入を確保しつつ効率的な業務運営を行う必要性や、自治体の先進的な取り組みの視察が求められるという点でも意見が交わされた。これにより町民へのより良いサービス提供が期待される。