令和2年6月の宮代町定例会において、町の新型コロナウイルス感染症への対応が焦点となった。
特別定額給付金について、町民の不満が高まる中で、国は基準日を4月27日とし、その日以降に生まれた子どもへの支給を行わない方針を確認した。これに関連し、泉 伸一郎議員は、既に住民登録がなされた子どもに対して給付すべきだと述べ、その公正性を求めた。面子を重んじる町として、可能性のある支援の検討を期待する声があがった。
次に、学校給食関連事業者への支援が取り上げられた。教育推進課長の説明には、国からの補助金によって、既発注の食材にかかる負担軽減が図られることが伝えられた。この内容により、スムーズな給食サービスの実施が可能となることが期待されている。
加えて、通学路や地域住民の移動に関わる道路整備の進捗についても言及された。特に、新橋通り線の延伸は杉戸町への重要な交通路であり、町民の安全確保に繋がる。まちづくり建設課長からは施工計画が着実に進められているとの報告があり、速度改善が期待される。
さらに、地域での用水路の安全対策が求められた。用水路が地域住民にとって危険な場所であり続ける中、町は注意喚起とともに、護岸の改善を進める必要があると訴えられた。事務局側も地域の声を反映する形で、必要な対策を講じる方向で調整しているという。
以上の内容から、宮代町では新型コロナウイルス対策の中で自治体としての役割を果たしつつ、町民の不安を解消する取組みを進めることが求められている。各政策の実施が民間にも波及し、地域全体の持続可能な発展に寄与することが期待されている。