令和3年第5回宮代町議会定例会は、12月8日に開催された。
この会議では、さまざまな議案が審議され、特に教育支援センターに関する条例や新型コロナウイルスワクチンの供給状況についての質疑が注目を集めた。
会議の冒頭では、まず、会議録署名議員の指名が行われ、泉伸一郎議員、角野由紀子議員が選ばれた。続いて、議案第57号の専決処分についての質疑が行われた。山下秋夫議員が、新型コロナウイルスワクチンの入荷状況について質問したところ、健康介護課長の井上正己氏が、当面のワクチン供給見込みを説明し、2月までの分は確認できていると述べた。具体的な供給予定として、ファイザー製が5,850回分、モデルナ製が5,250回分確保されている。
その後、宮代町教育支援センター設置の条例に関する議案が審議された。山下秋夫議員が、教育支援センターの所長および職員の権限について質疑し、教育推進課長の大場崇明氏が、職員が教育相談に従事しながら活動することを強調した。さらに、塚村香織議員が、センターの名称や職員構成、業務内容や想定利用児童数についても質問をし、大場崇明氏が丁寧に回答した。
また、議案第59号の行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法改正にともなう条例改正についても質疑が行われた。山下秋夫議員が、個人情報漏洩の恐れについて懸念を示すなか、総務課長の赤井誠吾氏が、個人情報が守秘義務によって守られることを説明し、条例の目的を再確認した。
このほか、一般会計の補正予算も審議され、交通安全対策事業や子育て支援事業、清掃総務事業の実施についても質疑が行われた。特に、交通安全対策事業においては、過去の交通事故を受けて信号機の設置が求められていたが、ようやく設置に至る運びとなったことが語られた。