令和4年第3回宮代町議会定例会が5月26日に開会し、町長の新井康之氏が開会の挨拶を行った。
本会議では、7件の議案が提案され、特にこども医療費や重度障害者医療費の支給に関する条例の改正が注目された。
新井町長は、「条例の改正により、県内医療機関での現物給付を開始し、支給対象年齢を15歳から18歳に拡大する」と述べ、より多くの世帯が恩恵を受けることが期待されている。
また、一般会計補正予算第3号では、歳入歳出それぞれ3億744万7,000円の追加が提案され、これにより総額が114億6,664万2,000円となる。
この補正の理由は、新型コロナウイルスワクチン接種関連経費や民間保育所の新設に伴う補助に関連している。
議会運営委員会の委員長である田島正徳氏は、議案の内容や会期について詳細に報告し、特に新型コロナウイルス対策としての取り組みの重要性を強調した。
このほか、進修館空調設備改修工事に関する議案も提出され、入札により株式会社中村工業所が7,000万円で請負契約を落札したことが報告された。
また、福祉課長の宮野輝彦氏は、庁用車の物損事故による専決処分について説明。事案は、職員が作業後に庁用車で給油中に生じたもので、賠償額は24万8,322円とされている。
次回定例会は、6月1日から、一般質問に関する日程が組まれており、今後の進展が注視されるだろう。町の発展に寄与する提案や条例改正に対する議会の関心が、一層高まることが期待されている。