令和元年第3回宮代町議会定例会が9月5日に開催され、議題として様々な重要なテーマが取り上げられました。特に一般質問において、合川泰治議員からの提案が注目されました。
合川議員は初めに、「喫煙場所の確保」について問いかけました。彼は、公共施設内での喫煙が全面禁止となった影響で、役場周辺などで吸い殻のポイ捨てが増加している現状を指摘しました。さらに、喫煙場所の設置についてどのような考えがあるか問いました。町民生活課長の齋藤和浩氏は、受動喫煙防止と喫煙者の権利を尊重する必要があるとし、近隣市町の取り組みを参考にしたいと応じました。
また、合川議員が再質問を行い、「町の考えの根本には禁煙を推進する意図があるのか、金銭的な問題で設置を躊躇しているのか」と指摘しました。これに対し、町長の新井康之氏は、喫煙所設置には厳しい規制があり、実施には場所的制限や高額な設置費用が関わると説明しました。これによって町としての様々な配慮が必要であることが強調されました。
次に、合川議員は、「消防団運営費の支出基準」についても質問し、消防団の装備として町からの支援が必要であると訴えました。町民生活課長は、必要な装備品については引き続き支給を考え、ヘッドライトの支給についても今後論議する意向を示しました。その後、合川議員は、「循環バスの停留所のない地域への代替措置」についても言及し、早急な対策を求めました。
他の議員からも問いかけがあり、町民が待望する西口の開発についても意見交換が行われました。新井町長は、住民の声をしっかりと伝え、町の顔となる整備を進めていく考えを強調しました。特に東武鉄道との連携を強め、具体的なものが見えてくるよう努めていると述べました。
本日の定例会では、町の未来に関する重要な議題が数多く取り上げられ、町民への配慮と意見反映がいかに大切であるかが明確になった。これにより、宮代町の進むべき方向性が示された。