令和6年6月5日、宮代町議会定例会が開催され、町内の重要な課題について議論が交わされた。特に異常気象による豪雨災害や、総合病院の誘致に関する取り組みが焦点となった。
異常気象による防災対策に関して、温暖化の影響を受ける気象変動が懸念される。町民生活課長は、気象防災アドバイザーの導入の意義を強調し、その役割についても言及した。自治体との連携を深め、地域の防災意識を高める必要があると述べた。
また、学校施設の老朽化対策も重要事項として取り上げられた。すべての学校施設が築40年以上となり、専門家による点検を実施。今後改修計画に基づく対応が求められる。特に、5月28日の大雨や、6月3日の雷雨においての町としての対応は、地域の人的被害を避けるためにいかに速やかかつ適切に行動できるかが課題とされる。
さらに、近隣の病院への医療ニーズから、宮代町内に総合病院の誘致を進めることの重要性も指摘される。医師や東武鉄道との交渉を継続し、病床数の柔軟な運用を求めていく必要がある。
このように、様々な課題に対して現状の把握と迅速な対応が求められている。議会からは、地域全体の防災力強化について一層協力と連携を深めることが提案された。