令和3年第4回宮代町議会定例会が、9月2日午前10時から開かれた。
出席議員は13名で、議長の田島正徳氏が会議を進行。
議題に上ったのは、会議録署名議員の指名を行い、その後、一般質問へと移行した。
一般質問の冒頭、丸山妙子議員からGIGAスクールに関する6つの質問が提起された。教育長の中村敏明氏は、GIGAスクールの取り組みについて説明。町内の全ての小・中学校で情報端末の活用が進んでおり、児童・生徒は積極的に端末を使用していると述べた。特に、タブレット端末の持ち帰りについては、コロナウイルス感染症拡大に伴う対応が考慮されていることが強調された。家庭での安全な使用を周知するためのルール作りが進んでいると報告された。
次に、ヘルプマークの普及に関する質問があり、福祉課長の宮野輝彦氏は配布窓口の見直しを示唆。町民のニーズを反映させた普及啓発の取り組みが必要だと強調し、複数の窓口での配布を進める意向を伝えた。
また、西村茂久議員は町役場駐車場の利用状況について質問。町民生活課長の吉永吉正氏は、コロナ禍の影響で駐車場の使用状況を観察しており、利用状況に基づいた対応を進めたいと述べた。さらに、議員からの再質問には、駐車場の安全対策について改めて強調し、改善を図る意向を表明した。
質問の中で、循環バスの乗り継ぎ制度についても触れられ、町長の新井康之氏は久喜市との協議に前向きな姿勢を示した。今後の動きとして、和戸駅西口の問題解決に向けた具体策を模索する方針が示された。
最後に、窓口対応や電話対応に関して、町長は職員の接遇向上に努め、住民のニーズに応じたサービスの提供が重要であるとの考えを表明した。一般質問は、町民サービス向上に向けた様々な意見と提案が交わされ、全会議を貫いたのは町民への理解と配慮であった。