令和元年8月29日、宮代町議会で開催された第3回定例会では、行政報告や各議案が提出された。全ての出席議員が顔を合わせ、活発な意見交換が行われた。
まず、議長の中野松夫氏により、令和元年第3回宮代町議会定例会の開会が告げられ、任期中の議員には議会運営委員会の開催について報告が行われた。次に、会期決定に関する報告があり、新井康之町長は議案の内容を説明した。
新井町長は「本定例会では、決算の承認が7件、補正予算が8件、条例改正が13件の合計で28議案を審議する」と述べた。また、議会運営委員会の審議結果について、小河原正議会運営委員会委員長が報告し、28件の執行部提案などが議論され、会期は9月26日までの29日間と決定された。
この後、新井町長が行った行政報告では、特に財政健全化に関する指標が示され、栗原聡企画財政課長が健全化判断比率について補足した。具体的には、実質公債費比率が6.5%で、早期健全化基準を下回っていることが強調された。
また、町長は「決算の承認や補正予算について、各議案についての審議を進めてほしい」と要請した。
その後、各議案が上程され、特に議案第50号の平成30年度宮代町一般会計歳入歳出決算の認定について、監査委員からの報告も行われ、町の財政状況が詳細に説明された。この中で、歳入総額が103億4,452万9,000円、歳出総額が97億5,667万円といった具体的な数字が示され、町の財政運営の厳しさが改めて指摘された。
議会では議案第68号の工事請負契約についても検討された。町長が「ポンプの老朽化に伴い、その更新工事が必要である」と説明し、議員からは「経済的な課題がクリアされることを期待する」との声も上がった。
定例会は開会から閉会まで、様々な意見交換が行われ、町民にとって重要な議題を審議した。次回の定例会でも引き続き、町民福祉の向上に向けた議論が期待されている。