令和5年6月議会において、宮代町の各議員が地域コミュニティやデジタル化、高齢者支援、熱中症対策、教育施策、病院誘致など多岐にわたる重要なトピックについて議論を交わした。
町民生活課長は、地域コミュニティの弱体化と、その重要性について強調し、自治会の役割を再確認する必要性を述べた。特に、自助・共助の精神が今後ますます重要になるとし、町はそれに向けた支援を積極的に行う必要があるとしている。
また、デジタル技術の導入が求められる中、自治会のデジタル化を進めるために、スマートフォンやデジタル機器の活用が課題であり、このようなデジタルツールを使用した情報の共有が新たな地域コミュニティを育成する手段になると述べた。
高齢者に対しては、積極的にコミュニティ活動への参加が促され、特に73歳以上の高齢者の増加が、地域の社会的つながりをさらに深化させるため重要である。
熱中症対策では、宮代町が実施している各種施策、特に高齢者への対策として冷房の利用促進や定期的な訪問活動を進め、センターを通じて地域の見守りを行っていくことが強調された。さらに、教育現場では、子供たちの安全確保に努め、特に夏季期間の熱中症防止のために徹底した取り組みが進められている。
不登校に関する議論では、学習状況の把握方法や評価の記載方法が話題に上がり、学校でのオンライン授業参加状況やタブレット活用についても説明され、支援体制の強化が求められている。
特に注目されたのが、宮代町における総合病院の誘致についてであり、杉戸町との連携を強化しつつ、地域医療の充実を図る必要があるとの認識が示された。市民からの強い期待を受け、しっかりとした計画の立案と実行が求められる。
加えて、地球温暖化対策実行計画の推進に向けた具体的取組についても多くの議論が交わされ、再生可能エネルギーの導入や基本計画の見直しが不可欠であると考えられている。
最後に、生成型AIの導入についても言及され、業務としてのデジタル化の必要性とともに、庁内でのルール整備も重要な課題とされている。