令和5年6月1日、宮代町議会の定例会が開催された。議事の中で温暖化対策や教育方針について活発な質疑が行われた。特に小河原 正議員は温暖化対策について具体的な施策を求め、「町民への注意喚起をもっと強化すべき」と提案した。これに対し、環境資源課長の大場 崇明氏は、埼玉県が定めた対応策を基に、町としても情報の発信や具体的な対策を取ると答えた。
また、教育方針に関する質問では、中村 敏明教育長が「特別支援教育の推進が重要」と強調。また、校則の厳しさについても「改善を図る」と理解を示した。特に、校則の記載体制や制服に関しては、柔軟に対応する意向を示し、次年度からの選択制導入について期待感がもたれた。
さらに、少数意見の尊重について新井 康之町長が触れ、「住民の声を聞くことが最も大切」と述べ、町政に反映させる努力をすると明言した。
会議最終段階での金子 正志議員による市町村合併に関する提起にも、町長は「合併の必要性を感じてはいない」との立場を示したが、市民からの支持を背景に今後の議論が続く可能性が高まっている。このように、議会では多くの課題が浮上し、町の将来に向けた具体的な取り組みが求められている。