令和4年第1回宮代町議会定例会が3月2日に開催され、議題として一般質問が取り上げられた。特に注目されたのは、角野由紀子議員による庁舎施設周辺の高木伐採に関する質問である。角野議員は、木造庁舎の前に立つ高木が無くなった点に触れ、その理由や経緯を尋ねた。これに対し、企画財政課長の栗原聡氏は、地震震度計への影響を考慮して高木の伐採を行ったと説明した。
さらなる詳細として、昨年の大震災における震度計の影響の調査結果についても言及され、町民生活課長の吉永吉正氏は、震度計の周辺に高木があったことが揺れに影響する可能性があったと説明した。それに続く議論では、伐採した高木の効果や、今後の地震に対する備えについての質疑も出た。
また、丸山妙子議員は、女性の活躍とアンコンシャス・バイアスについて質問を行い、町の職員における性別による役割意識が、どのような影響を及ぼしているのかを議論した。町民生活課長の赤井誠吾氏は、近年の調査結果を踏まえ、この問題への意識改善に取り組む必要性を強調。さらに、町役場における男女共同参画への取り組みの重要性についても意見が交わされた。
シビックプライドに関する質問もあり、地域の愛着を高めるための活動について探求された。特にコロナ禍において地域社会の絆をどのように保つかが重要な課題とされ、教育長の中村敏明氏は、距離を超えた地域の繋がりを強化する方法に関心を示した。
最後に、公共施設の管理と地域資源の活用に関する視点からも多くの意見が示され、行政としてどのように地域に寄り添った施策を進めるかに関する意見が交わされた。特に新しい公共環境を整えることの必要性が強調された。これによって、町民の利便性を向上させる取り組みがさらなる前進を見せることが期待されている。