令和4年第1回宮代町議会定例会の議事日程が展開された。この日の議題には複数の専決処分の承認を求める議案が含まれた。特に、児童に対する臨時特別給付金の扱いが大きな関心を集めている。議員たちは、予算案に対する質疑を通じて問題点を洗い出し、慎重な議論を行っている。
議案第1号の質疑において、山下議員は、専決処分での予算案承認に疑問を呈した。彼は、「多額の予算であるため、臨時議会を開くべきではないか」と提言した。町長の判断一つで事が進むことに対して不信感も示し、他市での議会対応との違いを指摘した。
この給付金は、不景気の影響を受けている子育て世帯を支援する意義があるものの、議員からは「基準日以後に離婚した家庭への給付が適切に行われているか疑念が残る」との声も出た。子育て支援課長の横内氏は、町の対応を説明し、基準日後の給付金の支払いを確認する体制について言及した。
また、議案第14号に関連する給付金の財源についても質疑が行われた。西村議員は、「なぜ新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金が使用されるのか」と疑問を呈した。町側は、国からの方針変更により、この方法を選択したと説明している。
再度、議案第15号に関しても、▽福祉タクシー等利用料金助成が減額される理由としてコロナ禍の影響が上げられた。議会内では、環境が許す限り支援を形にしていこうとの意見が大半を占めている。津軽に限らず多忙な状況にあることから、議会の見解がどうまとめられていくか注目されている。
最後に、全議案は原案どおり可決され、町としての方針が確認された。議員たちの質疑によって盛り上がった内容は、町民にとって重要な投資となるだろう。新年度を迎える準備が整った中、議会の役割が一層重要であるとの認識が高まっている。