令和4年9月の宮代町定例会が開催され、各議案が審議されました。
議事の中で最も注目されたのは、令和3年度宮代町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてです。町長の新井康之氏は、歳入合計が37億3,339万1,317円、歳出合計が36億5,317万4,849円であり、歳入歳出差引残額は8,021万6,468円となったと報告しました。これは、前年度に対し歳入が3%増加したことを示しており、税金や県支出金の増加が主な要因であると説明されました。
次に、令和3年度宮代町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についても議論が交わされました。町長は、歳入合計が32億967万4,960円、歳出合計が30億5,090万8,483円で、歳入歳出差引残額は1億5,876万6,477円となると強調しました。これは軽度者向けのサービス向上策に寄与しているという意見も出されました。
後期高齢者医療特別会計の決算についても同様に、歳入が5億4,416万6,158円、歳出が5億4,056万6,747円で、差額の359万9,411円が残ったことが確認されました。新井町長は、その後の高齢者医療における安定した運営が求められるとの見解を示しました。
また、水道事業や下水道事業会計の利益処分・決算の認定に関しても説明がありました。水道事業の収益が税抜きで7億8,458万5,786円に対し、収益的支出が6億7,447万2,429円、新たに当年度純利益が生じました。また、下水道事業では、令和3年度の決算について6,230万8,287円の純利益が確認され、透明性の高い会計処理が強調されました。
その他、税金や職員育児休業に関する条例改正も討議され、子どもの育児環境を支える方針が示され、出席議員からも賛成の声が寄せられました。今後の議会運営は、より一層の住民サービス向上に向けて行われる見込みです。