令和3年第3回宮代町議会定例会が開会した。議長の田島正徳氏は、出席議員が14名であることを確認後、議会を開会したことを宣告した。
会期は5月27日から6月9日までの14日間と決定された。議会運営委員長の角野由紀子氏は、議会運営委員会の審議結果を報告し、提案される案件が4件、議員議案1件、意見書1件、一般質問13件であることを明らかにした。
町長の新井康之氏は、本定例会で条例の改正や一般会計補正予算の審議が行われることに言及し、議員に対し協力を要請した。主な議案内容の一つには、宮代町国民健康保険条例の改正が含まれる。住民課長の高橋暁尋氏は、この改正が新型インフルエンザ等対策特別措置法に則ったものであることを説明した。
また、町長は宮代町水道事業及び下水道事業の条例改正についても言及した。まちづくり建設課長の石塚孝信氏は、和戸横町地区の市街化区域編入に伴う条例の変更を報告し、具体的な排水区域や処理水量の変更について詳細に述べた。
一般会計補正予算に関する議案も提出され、町長が補助金の支給やマイナンバーカードの予約管理システム導入が含まれることを指摘した。特に、子育て家庭への支援が注目されている。この補正予算により、町の支出が増加する見込みである。町長の補足説明を受けた上で、議会はこの内容に対する質疑を行う準備を進めている。
最後に、新井町長は町立東小学校の校舎増築工事の請負契約締結についての議案を発表した。中村建設株式会社が落札したことを報告し、工事のスケジュールについて説明した。今後の進捗にも注目が集まる。議会はこれらの議案についての審議を進め、必要に応じた承認を行う予定である。