宮代町議会の定例会で、公共施設マネジメント計画や高齢者の健康、地域活性化など多岐に渡る議論が展開された。
初めに、公共施設マネジメント計画について報告され、元々先駆的に取り組んできた宮代町では、第2期計画が策定され、今後の方針が示された。
企画財政課長の菅原隆行君は「10年ごとに改定ではないが、状況を踏まえ必要に応じて見直す」と述べる一方、専門家の委員が5名選出された事情も伝えた。
一方で、男性トイレに汚物入れを設置した自治体の事例を紹介し、当町でも全ての公共施設での整備に向け、総務課長の福田拓也君は「周知も併せ行う」と取り組みの意欲を表した。
次に、投票率向上に向けた施策について議論が始まり、最近の選挙での投票率の低下傾向に触れ、若年層へのアプローチの必要性が強調された。総務課長は、「SNSでの訴えが効果的である」とし、周知活動に力を入れる意向を示した。
最後には、女性のデジタル人材育成についての意見も聴かれ、産業観光課長の小川英一郎君は「埼玉県の教育プログラムを通じて啓発活動を行う」とし、町として新たな取り組みを推進する意志を強調した。
課題が山積する宮代町だが、それぞれの施策は地域活性化や住民の生活向上につながることが期待され、今後の展開に注目が集まる。