令和4年9月三郷市議会定例会が開催され、多くの議員からの一般質問が行われた。
特に注目すべきは、子育て支援問題に関する質疑であった。
鳴海和美議員は医療費無償化に触れ、18歳までの通院および入院医療費の無償化を求める声が高まっていることに言及した。市長の木津雅晟氏は、来年の令和5年4月から18歳年度末までの児童を対象に医療費助成制度を拡充する方針を示した。また、福祉問題にも話が及び、ヤングケアラーに関する対応についても確認が行われた。
福祉部長の妹尾安浩氏によると、ヤングケアラーに対しては特別な支援が検討されているとのことだ。彼は今後、教育機関や福祉機関との連携を強化し、支援体制を充実させていく意向を表明した。さらに、学校での実態把握に対する取り組みや、ヤングケアラー支援コーディネーターの役割についても言及があった。
コロナ禍においても健康管理が求められ、感染症対策の観点からも注意が必要であるとの声が強く、市長は救急車の適正利用促進の重要性を訴えた。
また、鈴木深太郎議員が選挙管理問題について触れ、選挙支援カードの導入や高齢者・障がい者の投票環境の改善について言及した。選挙管理委員会の事務局長は、他自治体の取り組みを参考にし、利便性の向上に努める方針を示した。
最後に、消防長の浅香一雄氏は消防・救急体制について報告した。需給逼迫の現状を踏まえ、コンビニエンスストアの利用が必要であるとの見解を述べており、今後の方針として多様な対応策を検討していることを明らかにした。市民に対しても、救急車の利用に関する啓蒙活動が求められる。