令和5年3月三郷市議会定例会が開催され、各議案に関する説明が行われた。議案第11号から16号までの詳細な予算説明において、福祉部やスポーツ健康部、教育部などの各部門がその担当分について発表した。
特に、福祉部長の妹尾安浩氏は、令和5年度の一般会計予算における福祉関連の歳出について詳しく説明した。居宅介護や施設入所支援などが含まれる障害福祉サービスに関する施策に加え、生活困窮者支援や高齢者への見守り支援事業が充実することが強調された。これにより、多くの市民が福祉サービスを受けやすくなる見込みであるという。
また、スポーツ健康部の益子敏幸部長も予算の説明を行い、健康づくりのための施策を紹介した。特に、新型コロナウイルスに関連した支援や、高齢者向けのスポーツ教室の開催などが計画されている。市民が積極的にスポーツに参加できる環境が整備されることが期待されている。
市長の木津雅晟氏は、副市長の任命と人権擁護委員候補者の推薦についても発言し、地方自治法に基づく手続きとして提案を行った。これにより、市の行政機関の連携が一層強化される見込みである。市長は「市民のための施策を今後も積極的に推進していく」と述べ、市民サービスの向上を目指す姿勢を改めて示した。
さらに、議案第17号に関しては副市長の選任が提案され、現在の副市長である石出弘氏の後任に渡辺健氏を選任することが決議された。人権擁護委員に関する事項も市民の関心を集める中で、白石匡子氏の推薦が可決され、議会は閉会した。今後、市が取り組む重要な施策が進展することが期待される。