令和2年9月、三郷市議会の定例会が開かれた。
この日は、議案第69号から議案第74号までの上程および説明が行われた。福祉部長の妹尾安浩氏は、議案第69号、令和元年度三郷市一般会計歳入歳出決算認定について詳しく報告した。具体的な内容として、民生費や衛生費に関する歳出の内訳を明らかにし、特に福祉部が担当する項目について多くの情報を提供した。
妹尾氏は、社会福祉総務費として「民生委員活動推進事業」や「社会福祉協議会運営支援事業」について言及した。この2つの事業は、民生委員・児童委員に対しての補助金や国内外における協議会へ向けた運営支援となっている。具体的には、民生委員は総勢191名となっており、令和元年の代理活動が引き続き行われている状況についても触れた。
その後、スポーツ健康部についての説明が行われた。スポーツ健康部長の森里美氏は、「国民健康保険事業費」に関する歳出の詳細を披露した。特に、健康診査や救急医療に対する経費について支出されている金額に関する情報も確認できた。この日、同部署での説明は多岐にわたり、健康維持や医療のアクセス向上に努めていることが示された。
続いて、子ども未来部についての報告が行われた。大石京子子ども未来部長は、児童福祉事業の一環として「子育て支援イニシアチブ」について、翌年度から新たに実施されるプログラムを紹介。そして、子どもに向けたさまざまな事業が展開されつつある現状にも言及した。
学校教育部についても、魚躬隆夫学校教育部長が登壇し、教育環境の整備状況や学校図書館の取り組みなどについて報告した。この中でも、特に生涯学習に関する計画や取り組みは、地域における教育の向上に寄与している重要な施策と位置付けられている。
議案第75号及び第76号では、それぞれ固定資産税評価審査委員会と教育委員会委員の再任について説明があり、キズ市長がこれらの議案に関する理由を述べた。特に、新しい人権擁護委員に関する推薦も提案された。この委員会の人材選定も、市民の権利保護に不可欠な取り組みと考えられる。
最後に、全提案された議案や報告に対する賛成・反対を含む議論がされ、本日も一定の成果を収めて無事に散会を迎えた。今回の会議では、福祉、教育、スポーツといった多様なテーマが扱われ、地域全体の福祉と教育を底上げするための方針が見えてきた。