令和2年12月定例会が開催された三郷市議会では、各議案に対して質疑が交わされた。
中でも、議案第82号の質疑には特に多くの時間が割かれた。議長の菊名裕議員が質疑を行う中、実質的な議論は行われず、全会一致で委員会付託が省略される結果となった。
さらに、議案第83号から議案第87号までの質疑にも注目が集まった。
佐藤智仁議員が議案第84号に関して、指定管理者の経緯を質すと、森里美スポーツ健康部長は「指定管理者候補者選定委員会を経ている」と返答した。また、指定管理者が公益財団法人三郷市文化振興公社に決まった経緯についても説明があった。
議案第87号に移り、工藤智加子議員は条例改正の経緯と理由について多角的に質疑を行った。島村徹企画総務部長は「市の利便性向上と効率化が目的」と強調し、マイナンバーカードの交付率も19.9%であると述べた。
さらに、議案第98号から議案第100号までに関する質疑でも、佐藤智仁議員が予算の詳細について手続きを確認し、森里美スポーツ健康部長などが積算根拠を説明した。特に補装具交付事業と保育所運営支援の必要性が指摘され、議論が白熱した。
会議の最後には、すべての議案が常任委員会に付託され、正式な散会が宣告された。今後、各委員会において詳細な審議が行われる見込みだ。