令和6年3月4日、三郷市議会の定例会が開催され、予算案や各種議案についての質疑が行われた。
本日の定例会では、予算案に対する質疑が特に目立った。議案第16号、令和6年度三郷市一般会計予算に関して、工藤智加子議員は歳出に関する詳細な質問を行い、低所得者支援及び衛生費の事業内容について徹底的な質疑を展開した。
工藤氏はまず、給付金の支給対象者について具体的な情報提供を求め、福祉部長の横田隆宏氏は、低所得者支援について、新たに非課税世帯と住民税均等割のみ課税の世帯が対象となり、給付金は10万円、及び児童加算が支給されることを説明した。また、障がい者計画の進捗状況については、事前アンケートによる調査結果を報告し、サービス拡充への意気込みを示した。
さらに、見守り配食サービス事業についても工藤氏は、実績数の減少傾向について疑問を呈し、その背景にある要因を尋ねました。横田氏は、サービスの利用者が増加している通所サービスが影響している可能性を指摘した。
また、議案第18号や議案第19号に関しても質疑が行われ、国民健康保険や介護保険、後期高齢者医療総事業について議論がなされました。特に、後期高齢者医療保険料の改定について、工藤氏は地域住民への影響を懸念し、広域連合の基金の活用についても質問しました。益子敏幸いきいき健康部長は、175億円の基金を活用し、保険料の上昇を抑制していると回答した。
さらに、議案第20号の水道事業予算や第21号の公共下水道事業予算も審議され、料金改定や施設整備についての質疑も交わされた。
最後に、議案第22号及び第23号は、委員会付託を省略し、討論・採決が行われ、両案ともに同意されました。請願第1号も委員会に付託され、今後の進展が期待される。議会は午前11時23分に散会した。