令和6年第1回三郷市議会臨時会が1月29日に開催された。
本会議では、令和5年度三郷市一般会計補正予算(第6号)が主要な議題として上程され、詳細な説明が行われた。市長の木津雅晟氏をはじめ、出席者が補正予算の重要性について言及した。
妹尾安浩財務部長は、補正予算の内容を詳しく説明する中で、総額642億6,766万5,000円の予算に対し、歳入歳出それぞれ6億1,811万6,000円の追加が含まれることを示した。特に、物価高騰に対する対応として、生活者や事業者への支援に焦点を当てている。
会議では、今回の補正予算が物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を利用した事業に充てられることが話し合われた。具体的には、電力・ガス・食料品等の価格高騰に対応するため、1世帯当たり給付金を支給する措置や、省エネ家電の補助プログラムが提案された。特に、温暖化対策を推進しながら地域経済の振興にも寄与することが強調されている。
議案第1号に対する質疑では、工藤智加子議員が補助金の詳細について質問し、特に高齢者を含む市民への配慮が必要であると指摘。市民生活部長の小暮勲氏は、リサイクル券の重要性と市の支援について説明し、必要な情報を市民にわかりやすく伝える方策を明言した。さらに、西村寿美枝議員は給付金のスケジュールについて問い合わせ、速やかな給付を求めた。
最終的に審議された議案第1号は、全議員の賛成により原案通り可決され、会期は1日限りとされていることが確認された。鈴木深太郎議長は、本臨時会の成果を述べつつ閉会を宣言した。今後の施策が市民生活にどのように影響を与えるのか、関心が寄せられている。