令和4年12月の三郷市議会定例会が開かれ、重要な議案が審議された。
まず初めに、議事日程において議案第83号と第84号が日程に追加された。議案第83号は「三郷市議会の個人情報の保護に関する条例」であり、議案第84号は「帯状疱疹ワクチンへの助成並びに定期接種化を求める意見書」である。
議案第83号の提案理由については、佐藤裕之議員が説明を行い、個人情報の適正な取り扱いに関する規定が盛り込まれていることを強調した。具体的には、議会の責務や個人情報の安全管理措置、利用目的の明示について触れた。
続いて、議案第84号に関しては、佐々木修議員が提案理由を述べた。高齢者の間で増加する帯状疱疹の発症予防のために、ワクチン接種の助成制度創設が必要であると訴えた。特に、接種費用が高額であるため、多くの高齢者が接種を断念しているという問題を指摘した。これにより、高齢者の健康維持が損なわれる恐れもあるとした。
その後、両議案に対する質疑はなく、委員会への付託が省略され、続いて討論が行われた。議案第83号についての討論はなく、採決が行われ、原案通り可決された。議案第84号についても、討論は行われなかったが、全員の賛成により可決された。
木津雅晟市長は閉会の挨拶において、水道部職員の逮捕について謝罪し、議員及び市民の理解を求めた。この問題に対して、地方自治法に基づく原因究明と再発防止への取り組みに言及した。また、議会にて僅かながらも賛同を受けられた19議案についても謝意を表した。
さらに、今年度の様々な施策についても報告し、特に、高齢者へのタクシー利用券や給食費の免除について触れ、地域経済支援の取り組みを強調した。市の名を冠した「三郷流山橋」の名称決定についても報告し、このプロジェクトの進展を市民に通知した。
最後に、市長は健康についての注意を促し、議員の活躍を祈念し閉会の挨拶をして終了した。