令和2年3月の三郷市議会定例会が開かれ、各部門の予算説明が行われた。特に福祉費に関する議案の審議が注目され、事業内容や経費について詳細な説明がなされた。
福祉部長の小暮勲氏は、議案第12号における令和2年度三郷市一般会計予算の中で、民生費及び衛生費の重要性を強調した。予算書146ページを引用し、民生委員活動推進事業に対する補助金の必要性について述べた。
「民生委員は地域に密着した活動を行っており、その活動が地域の福祉の要である」と小暮福祉部長は述べ、支援の必要性を表明した。他にも、社会福祉協議会の運営支援事業や避難行動要支援者支援事業についても、具体的な予算が計上されていることが説明された。
次に、市民生活部長の森里美氏が、市民生活部担当分の予算説明に移った。「国民健康保険の運営に係る経費や、健康診断に関する助成が含まれている」と森市民生活部長はコメント。市民の健康維持に向けた取り組みの重要性を強く訴えた。
また、子ども未来部について、妹尾安浩部長が、児童福祉や教育に関わる事業の説明を行い、今後の子ども支援策の拡充に意欲を示した。
環境安全部部長の秋本寛司氏は、環境衛生費や公害対策費に対する取り組みについて説明した。中では、「地域での環境保全活動の促進を目的とした事業への投資を行う予定である」と述べた。特に、河川の美化活動やペットの適切な飼育環境を考慮した事業など、地域住民の生活環境の向上を目的とした施策が計画されている。
これらの審議が進む中、市長の木津雅晟氏が人権擁護委員候補者の推薦についての意見を求める発言を行った。人権擁護委員との連携が今後の市の施策においても大きな役割を果たすとの見解を示した。議会は、各部門の予算内容を基に今後の議論を続ける意向を示した。
議会の終了をもって、今日の全ての議事を終了することが宣言された。三郷市のより良い未来に向けた具体的な施策が進展することへの期待が寄せられている。