令和3年12月1日に三郷市議会が開会された。議題には多くの議案があり、出席議員全員が議会に参加したことが確認された。
議案第69号から74号までの質疑が行われ、特に指定管理者の指定に関する議案が議論の中心となった。西村寿美枝議員が、ピアラシティ中央公園およびピアラシティ交流センターの議案について質疑を行い、その経緯や現在の所管について詳細な説明を求めた。
この議案に対し、市民経済部長の小暮勲氏は、指定管理者の選定に当てられた経緯について説明した。選定委員会が設置され、業者への公募を実施し、日比谷花壇みさと街づくり共同事業体が選ばれた。それに対し西村議員は、選定後の評価方法や利用者満足度に関して具体的なデータを求めた。
また、工藤智加子議員もこの議案について質問を行い、日比谷花壇が掲げる食育や自然学習の施策について、その運営方針が評価されていることに興味を示した。小暮氏は過去の利用者評価が高かったことを強調し、引き続き事業の内容を充実させる意向を示した。
続いて議案第74号において、屋外広告物条例の改正について議論が行われた。特に禁止区域内での広告掲示を可能とする改正が提案され、松本義博まちづくり推進部長がそのメリットとして、広告収入を活用した柔軟な情報提供を可能にする点を挙げた。この改正により景観に関する基準を整備しつつ、広告掲示の規制緩和が図られることが期待されている。
最後に、議案第78号の採決が行われ、人事案件が全員賛成で可決された。この勧告により公平委員会委員の選任が認められ、今後の人事運営において重要な役割を果たすことになる。