令和4年6月三郷市議会定例会が開催された。市政や市民への影響がある議題について活発な議論が繰り広げられた。集中豪雨や気象変動が急激に進む中で、水害対策や、県外病院への医療費支給の改善が強く求められている。
市政施行50周年を迎え、本市の広報手段としてのYouTube広告の活用が取り上げられた。渡邉雅人議員は、「YouTube広告を用いたＰＲ活動が市政にとっても有効である」と主張した。支持を得たのは、これまでのYouTube広告キャンペーンの成功事例を取り上げたことからである。
また、渡邉議員は消防団員の募集について、充足率の低さの改善策を提案した。「YouTube広告を利用して、若年層にアプローチを強化すべきだ」との意見がある。消防長の浅香一雄氏は、「効果的なアプローチが必要」と共感を示した。
選挙啓発も重要なテーマであった。菊名裕議員は、近年の投票率が下がる中、選挙期間中のYouTube広告作成を提言。「視聴率向上を目指す新たな試みが重要だ」との意見が交わされた。
さらに、こども医療費に関する質問があった。本市では、中学校卒業までの児童に対する助成を強化する方針を確認した。しかし、県外医療機関への窓口負担の問題も依然として残っている。議員は「県外医療機関でも負担を軽減すべき」と強調した。
閉鎖型喫煙所の設置や、その進捗についての発言もあった。小暮勲市民経済部長は現状を説明し、「市内の喫煙環境を改善するための取り組みを進めている」と述べた。
最後に、話題が行政改革に移った。議員は「スクラップ・アンド・ビルドの取り組みを一層強化すべき」との意見を述べた。市長も、行革に対する取り組みの継続を表明し、今後の戦略を示した。
今回の市議会は、市民の安全や健康、より良い地域づくりに向けた重要なテーマが提起され、議論が行われた。今後の取り組みが期待されるところだ。