令和5年3月、三郷市議会定例会は重要な議題を取り上げ、議会が終了することとなった。
加藤英泉議員は、教育問題として特に不登校問題に焦点を当てた。文部科学省の統計によると、不登校児童・生徒の数が増加し続けている。加藤議員は、三郷市内での不登校の現状や、原因、対策について質問した。教育長の大塚正樹氏によれば、三郷市の不登校件数はコロナ禍の影響と共に増加傾向にあり、「無気力・不安」が主要因とされている。
また、加藤議員は特殊な支援が求められる児童にも言及。特に、教育相談室や適応指導教室が設置され、支援が行われていることに触れた。大塚教育長は、「通室によって学校復帰が実現した児童・生徒は約70%である。」と報告し、今後のさらなるサポートを約束した。
幼児教室「風の子園」の閉園についても議論が交わされた。加藤議員は、この施設が持つインクルーシブな教育の重要性を強調。木津雅晟市長は、現状の幼稚園待機児童問題と関連して、民間施設と連携しながら支援策の強化を進めていると述べた。