三郷市議会の令和5年9月定例会が行われ、議員からさまざまな質問が提起された。特に注目されたのは、西村寿美枝議員による子どもの食育問題に関する問いかけである。食育の重要性を強調し、地域での料理教室の開催を提案した。
西村議員は、子どもたちの食育に関して、「子どもにとって食が重要である」と述べ、料理を通じて自己肯定感を育むことが食育の基本だとした。さらに、地域における盛りだくさんな料理教室の開催が必要だと訴えた。
益子敏幸いきいき健康部長は、家庭や地域で食育を推進するため、食育推進計画を策定していく旨を示した。また、今年度もギリシャ料理教室を開催する予定だとも述べた。
もう一つ注目されたのは、若手職員に関する議論であった。篠田隆彦議員は、「若手職員の輝くまちづくり」を提言。特に公務員の離職率が問題視される中、若手職員がやりがいを持てるような環境が必要であるとの認識が示された。今後、20代から30代の若手職員を対象とした研修や政策提案プロジェクトの機会を増やす方向性が示され、若手職員による呼びかけや意見を反映させる仕組みづくりが奨励された。
また、事項の中には健康福祉会館での相談スペースと視覚障がい者の情報取得に関する質問も含まれており、議会は市民の要望に応え、健康的な地域づくりを目指す姿勢が強調された。
以上のように、三郷市議会は、子どもたちの食育の充実化と若手職員の職場環境の向上に向け、今後も積極的な取り組みを行っていく方針を示している。議員たちは、市の将来を見据え、質の高い市民サービスを実現するための議論を交わしている。これらの活動が、より良い地域社会の形成に繋がることが期待されている。