令和3年3月の三郷市議会定例会において、鈴木深太郎議員が新型コロナウイルスワクチン接種の進め方について質問を行った。
議員は、ワクチン接種の円滑な実施に向けて、土日・祝日の接種を行う必要性を強調した。特に、65歳以上の高齢者が約38,000人存在し、医療機関の設置状況が課題とされていることが挙げられた。
木津雅晟市長は、接種は医療従事者を優先し、4月19日から高齢者施設の入所者及び従事者に接種を開始することを説明し、現在、土日・祝日の接種の実施に向けて最終調整を行っていると述べた。
鈴木議員は、接種会場の増設や模擬訓練の重要性を訴え、円滑な接種を進めるための体制整備を要望した。議員は、接種を受ける市民の負担を軽減するため、地域で接種できる医療機関の情報も周知が必要であると指摘した。
続けて、鈴木議員は出産育児一時金の更なる助成についても質問した。議員は、出産育児一時金が42万円と定められているが、実際の出産費用は50万円を超えることが多い現状を示し、独自の助成策の提案を行った。
木津市長は、出産育児一時金の見直しについて国や近隣自治体の動向を注視しながら、検討を進める意向を示した。議員は、他自治体の例を挙げましたが、三郷市も同様の支援を導入する必要があると訴えた。特に、子育てにおける実質的な支援が求められる時代において、日常生活用品への支援が検討されるべきとの見解を述べた。
このように、定例会では新型コロナウイルスのワクチン接種や少子化対策が重要なテーマとなり、議員たちが市民の健康と子育て支援のための政策に熱心に取り組んでいる様子が伺えた。充実した支援が実現されることが期待されている。