令和3年2月5日、三郷市議会臨時会が開かれ、市の新型コロナウイルス感染症への対応と予算が中心に議論された。
市長の木津雅晟氏は新型コロナウイルス感染症の影響で、641人の感染者が確認されている状況を報告した。
これに伴い、国からの緊急事態宣言の延長が発表されたとも述べ、特に「ひとり親世帯」への支援について重視する必要性を強調した。
今回提出された議案は、専決処分に基づくものであり、主に「ひとり親世帯臨時特別給付金」の再支給や新型コロナウイルスワクチン接種に必要な予算案の承認が含まれる。
議案第1号と第2号では、国による支援に基づき、適時支給を進めることを目的とした。また、議案第3号は一般会計補正予算であり、全体で699億8,294万3,000円に上る。
質疑応答では、深川智加議員が、ひとり親家庭への定期的な支援の必要性を訴え、市長に詳細な状況を尋ねた。市長は支援の周知方法や今後の取り組みについて説明し、引き続き支援を行う意向を示した。
なお、今回の補正予算には、医療機関および福祉事業所等への緊急支援金も含まれ、特に地域医療や福祉サービスが持続可能となるような予算措置が講じられた。出席議員からは、支援対象人数や根拠について補足説明が求められ、詳細が答弁された。
全議案は賛成で可決され、午後1時05分に閉会となった。市は今後も新型コロナウイルス対策と市民への支援に取り組む姿勢を明らかにしている。