令和5年12月の三郷市議会定例会において、議員たちが教育問題、まちづくり問題、生成AIに関する一般質問を行った。
柳瀬勝彦議員は、教育問題について、学校施設の長期修繕計画の必要性を訴えた。
2014年の文部科学省の手引きを引用し、老朽化した学校施設への対応が急務であると強調。
また、タブレット学習の導入により、個別対応の学習が進む中、生成AIの教育現場での利活用についても言及した。彼は、「生成AIは学習支援において大きな可能性を秘めている」と述べ、適切な指導の重要性も訴えた。
まちづくり問題については、柳瀬議員が文化芸術とスポーツの重要性に言及した。
全国都市問題会議の成果を紹介し、文化芸術やスポーツが日常生活の潤いだけでなく、都市の魅力や持続可能な発展に寄与すると述べた。特にアートを生かしたまちづくりの重要性、具体的には取手アートプロジェクトの成功例を挙げ、市も同様の取り組みを推進すべきだとした。
教育については、菅原成之学校教育部長が、長寿命化改修やタブレット学習、市場での生成AI活用についての質問に答えた。
長寿命化のアプローチとして、法定点検や個別計画を踏まえて対応を進めていると述べ、タブレット学習は一人一人のニーズに応じた支援を強化することが展望される。
また、地域振興部長は、まちづくりに関する質問について、文化・芸術とスポーツの振興がコミュニティの活性化に繋がると答え、特にスポーツの活用については地域振興における大きな可能性があるとの見解を示した。
柳瀬議員は、「子どもたちの教育環境を整えるためにも、市はもっと積極的に予算を拡充すべき」と市に対し強い要望を送った。今後、各部門が連携して、より良い教育環境づくりを目指す姿勢が求められている。