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三郷市議会、コロナの影響下での高齢者支援と雇用促進を議論

三郷市議会の定例会で、柳瀬議員が高齢者の交流問題や若年層の雇用促進、GIGAスクール構想について質問。
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令和4年3月三郷市議会定例会では、柳瀬勝彦議員が市政に関する一般質問を行い、高齢者の交流問題や若年層の雇用促進、GIGAスクール構想に関する現状と課題について議論が展開された。

まず、高齢者の交流問題に関し、柳瀬議員は高齢化社会における市民の孤立防止の重要性を訴えた。現在、ひとり暮らしの高齢者が増加しており、厚生労働省の調査によれば、65歳以上の一人暮らし男性の半数は社会から孤立しているとされている。この問題に対し、柳瀬議員は民間や市の支援による出会いの場を提供することの必要性を強調した。これに対し、福祉部長の妹尾安浩氏は、行政としての支援には難しさがあるとしつつも、高齢者の交流の重要性を認識している旨を伝えた。

次に、若年層の雇用促進に関連して、柳瀬議員は現状の求人情報や職場環境の提供状況、及びハローワークとの連携強化の必要性について問うた。市民経済部長の小暮勲氏は、若年層の職業観育成を目的とした職業体験プログラムの実施や合同企業面接会の開催に取り組んでいると回答した。加えて、人口減少を見据えた企業誘致や若者支援策につなげる必要があると述べた。

さらに、GIGAスクール構想についても柳瀬議員は触れ、全国の小・中学校におけるICT環境の整備が進む中で、教員のITリテラシー向上を図る重要性が増していると指摘した。学校教育部長の魚躬隆夫氏は、ICT活用の効果を高めるための研修やプログラムの実施状況を報告しつつ、環境の整備が完了した現時点で、教育現場へのさらなる支援が必要であるとした。

最後に、デジタル教科書の無償化について議論が行われ、2024年度からの本格導入に向けて、法制度や技術上の課題解決が急務であるとされた。特に、デジタル教科書導入に際しての必要予算や各学校での適切な利用方法について、各部長からの説明があり、市内の教育機関における実証的検証についても言及された。将来へ向けた教育環境の充実に寄与するためには、教職員と学生の双方がICTを活用できる環境づくりが欠かせない。

議会開催日
議会名令和4年3月三郷市議会定例会
議事録
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