令和3年9月14日に行われた三郷市議会定例会では、様々な市政に対する一般質問が行われ、新型コロナウイルス感染症の対策が重要な議題として浮上した。
篠田隆彦議員は、新型コロナウイルスの第5波に関する適切な対応について、市長およびスポーツ健康部長に質問をし、感染状況やワクチン接種の進捗についての報告を求めた。市長の木津雅晟氏は、県内での感染者数の推移を交えながら、現在の厳しい状況を説明し、「感染拡大防止のため、市民への注意喚起を続け、必要な支援を行っていると述べた。」また、ワクチン接種についても、「宇治由紀子議員が、12歳以上の方に対し予約受付が開始されたことを紹介し、今後の接種を問題なく進めるよう努力する意向を示した。
新型コロナウイルスにおける第5波の影響が広がる中、感染者数の急増や重症者の増加で市内医療機関も逼迫している現状がある。触れられた具体例としては、「自宅療養者に対して食料品の配達を行った事例が挙げられた。」また、医療の現場の厳しさや情報共有の重要性、職員の皆の活動の意義が強調された。
次に、ひとり親家庭への自立支援の現状が取り上げられた。寺沢美紗議員は、ひとり親家庭の抱える様々な課題と行政が行っている支援策について質問した。福祉部長の妹尾安浩氏は、労働支援や生活支援の講座を挙げ、「市民経済部門との連携強化を図っている」と述べた。
さらに、環境対策に関する第5次三郷市総合計画についても論じられた。宇治由紀子議員は、SDGsの取り組みとして環境対策の具現化を求め、「具体的施策として太陽光発電に対する補助金制度などが進められる」と期待した。企画政策部長の日暮義一氏も「持続可能な社会の実現へ向けて努力している」と答える一幕があった。