令和4年3月4日、三郷市議会定例会が開かれ、予算案が審議された。
本日は、議案第22号として令和4年度の一般会計予算が議題に上る。出席議員は24名で、議会は成立している。
議長の武居弘治氏が議事を進行し、まずは諸般の報告が行われた。その後、議案第4号から19号に対する質疑が始まった。
特に注目されたのは、歳入・歳出の内容についてで、市民経済部長の小暮勲氏が新設される「三郷市立希望の郷交流センター設置及び管理条例」に関する質疑に答弁し、バリアフリーを意識した設計が求められていると述べた。具体的には、障がいや妊婦の方々が利用しやすい授乳室や多目的トイレの設置が進められること言及された。
また、佐藤智仁議員が議案第7号の給与改正に関する質疑を行い、特別職に対する通勤手当支給の必要性について質疑した。総務部長の島村徹氏は、特別職に同様の支給を行う意義を述べたが、金額の具体的な目安も併せて提示した。
次に、財務部長の平川俊之氏は、令和4年度の個人市民税の集計や、法人市民税の増額見込みを報告し、所得金額の見込みが上がっていることを強調した。特に法人市民税の増収は経済成長の象徴であり、市民にとっても良いニュースとなるだろう。
続いて、育児に関する相談を行う「病児・病後児保育事業」が今後どう進められるかも話題となった。女性議員からは教育管理職における女性の割合の向上が求められ、育児休業の取得実績も確認された。実績及び男女比の実態も報告され、課題が浮き彫りにされている。
この日程以外にも、総務費や土木費に関する詳細な質疑も続き、基幹業務システムやデジタル化推進仕様など、進捗状況の確認がなされた。特にデジタル化の波に乗る中で、効率化できる業務の抽出が求められ、次年度以降の重要な施策として位置づけられている。今後の具体的な施策が市民生活にどのように影響を与えるか、注視されるところである。
議会は最終的に、全議案についてさまざまな方向からの質疑が繰り広げられ、委員会付託へと進むこととなった。議事は午後1時40分に延会となり、一旦会議は終了する。市政の進展に向け、重要な議題が引き続き進行することが期待される。