令和5年3月3日、三郷市議会では定例会が開催され、計8件の議案についての質疑が行われた。
特に議案第1号での質疑では、佐藤智仁議員が新型コロナウイルスワクチン接種事業に関する債務負担行為補正について質問を投げかけた。これに対し、益子敏幸スポーツ健康部長は、契約に係る債務負担行為についての説明を行い、4月以降も切れ目なくワクチン接種を行う意向を示した。
さらに、出産・子育て伴走型支援事業についても質疑があった。佐藤智仁議員は、従来の支援との違いや対象人数の詳細について質問をし、関根弥生子ども未来部副部長が対象者や申請状況について詳しく答弁した。申請率は約73.9%であり、子育て世帯への支援を周知する必要性が強調された。
議案第2号から第8号の質疑も行われ、特に議案第2号の三郷市国民健康保険税条例改正案について、多くの意見が集中した。工藤智加子議員が提起した課税限度額引き上げの影響について、益子敏幸スポーツ健康部長は、影響を評価しつつ応益と応能の割合についても詳細に説明を行った。
また、議案第8号では東埼玉消防指令業務共同運用協議会の設置について深川智加議員が質疑し、消防指令業務の効率化が進むことへの期待が示された。浅香一雄消防長は、庁内での連携体制の強化を確認した。
そして、議案第11号の質疑も行われ、特に災害備蓄品整備や男女共同参画支援事業に関する議論が行われた。深川智加議員が男女共同参画相談事業の相談体制の充実について質疑を行い、より相談がしやすい環境づくりへの取り組みが求められた。特に、相談気軽に行うための啓発活動についても議論された。
今会議では、多様な議案が議題に上がり、議員たちの活発な意見交換が見られた。今後も市民のニーズに合った施策実施に向け、さらなる議論と調整が必要とされる。