令和2年6月に開催された三郷市議会定例会では、様々な議題が扱われ、特に議案第19号に大きな関心が寄せられた。議案第19号は基本構想に関連したものであり、令和5年度に向けた市の成長戦略が議論された。
議案第19号に対して、基本構想審査特別委員長の鈴木深太郎議員は、過去の総合計画の成果を踏まえた質疑応答を行った。彼は今回の議案が市の成長を示唆するものであり、特に新たな産業拠点の設置が重要であると語った。彼は、開発の必要性と市民の声を両立させることが求められると強調した。
一方、反対討論に立った稲葉春男議員は、基本構想が開発に偏った内容だと指摘し、地域住民の意見を取り入れる必要性を訴えた。特に、新たな産業拠点の設立が地域住民にどのような影響を与えるかに不安を示し、住民参加の重要性を改めて確認した。
さらに、湧き上がる意見に対し、賛成討論を行った岡庭明議員は、過去の計画が地域発展に寄与してきた実績を挙げながら、本計画についての期待を述べた。特に、人口が堅調に増加している現状を受け、教育や福祉の整備が求められると指摘した。
その後、議案第19号の採決が行われ、賛成多数で原案が可決されたことが伝えられた。この結果は、三郷市が今後も成長を続けていくための重要な一歩として地元の期待を集めている。