令和4年12月8日、三郷市議会の定例会が開催され、市政に関する一般質問が行われた。
柳瀬勝彦議員は、コロナウイルス対策を施す中で、指定管理者制度や学校教育に関する質問を行った。特にスポーツ施設の指定管理者制度については、指定管理者制度の導入前後での収支の推移を詳しく述べ、3つの施設が運営状況を改善しつつある点を評価。陸上競技場は76点、スカイパークは76点、総合体育館は77点のモニタリング評価を記載し、経費削減と市民サービス向上が図られている点を強調した。この運営方式が、今後も市民のために必要であると訴えた。
次に、学校教育の不登校やいじめ問題にも言及した。文部科学省の調査を引用し、全国的な不登校やいじめの件数が増加傾向にあることを踏まえ、「心のケアを中心とした早期の対策が必要だ」と述べた。また、三郷市の現状においても同様の問題が見られるとし、早期対応の重要性について語った。教育長は「いじめ不登校問題は本市の重要な課題」とし、各種取り組みにも力を入れていることを伝えた。
柳瀬議員の質問の中で、投票率向上の試みについても言及された。インターネット投票により全国的な投票環境を改善する動きについて触れ、特に地方公共団体の取り組みが求められる場面が増えているとして、今後の対応を問うた。担当者は、投票環境の向上に努めると答えた。
会議中には、柳瀬議員が4問の質問を通して、各問題に対して多数の調査データを基に提言を行い、教育現場の改善策や市の財政問題についても意見を述べることとなった。議会は今後も各施策についての検討を続けていく方針である。