令和2年3月9日、三郷市議会定例会が開かれ、様々な議案が議論されました。
まず、議案第12号について工藤智加子議員が質疑を行い、歳出に関連する土木費、消防費、教育費について詳細な質問を展開しました。特に、土木費に関連し、ブロック塀などの安全確保事業の実施状況や、新年度の事業内容についての説明を求めました。これに対し、まちづくり推進部長の松本義博氏は、通学路の安全確保に向けた取り組みの現状を報告し、通学路沿いの危険なブロック塀に対する補助金の活用状況を強調しました。
消防費については、野本浩消防長が、火災の発生件数や消防団員の充足率についてのデータを示し、より安全な地域社会の実現に向けた努力を発表しました。また、教育費では、肥沼武史学校教育部長が新入学援助の支給対象者数などを具体的に説明し、今後の取り組みの方針を示しました。
さらに、議案第12号が委員会への付託が行われ、その後、議案第13号から17号に対する質疑も行われました。議案第13号に関連し、深川智加議員が国民健康保険特別会計予算に関する質疑を行い、保険税の発行状況について質問しました。この質問に対し、市民生活部長の森里美氏は、発行枚数や減額理由について説明しました。
加えて、議案第16号や第17号については、それぞれ介護保険特別会計や上水道事業特別会計の内容について詳細な質疑が行われ、稲葉春男議員や工藤智加子議員が各議案について緊急性の必要性やサービスの適切な提供について強調しました。
また、諮問第1号に関しては、委員会付託を省略し討論を経て、人権擁護委員候補者の推薦が原案通り適任とされることが決定されました。議会の閉会に際しては、議長の菊名裕氏が出席議員22名に感謝の意を示し、会議は無事に散会を迎えました。