令和2年9月4日に三郷市議会定例会が開かれ、複数の議案が審議された。特に重要なテーマとしては、教育環境の整備に関連する議案や、公共事業に対する質疑が中心となったようだ。
会議では、稲葉春男議員が議案第59号に対し細かな質疑を行った。工事請負契約の締結に関して、彼は、コロナ禍の影響を受ける市内業者への配慮を求めた。具体的には、入札方式や工事に関わる市内業者の活用についてランダムに状況を問う等、地域経済を支援する姿勢を強調した。これに対し、学校教育部長の魚躬隆夫氏は対応策を示し、地域業者の参加資格については配慮をしていると述べた。
また議案第64号の補正予算について、工藤智加子議員が質問を行い、市内特に都市計画道路の整備事業に関する詳細な説明を求めた。この中での支出増額の理由や進捗状況が問われた。財務部長の平川俊之氏は、増額が必要な理由として市民からの要望や社会保障関連経費の増加を挙げ、今後もさらなる監視を行う意向を見せた。
さらに、議案第69号では各決算審査意見書についての質疑が行われ、様々な議員から新型コロナウイルス感染症の影響で増加した支出などに対する具体的な数値が求められた。深川智加議員は特に、市民税の細かな推移を質問し、個人市民税及び法人市民税の増減理由を具体的に問うた。財務部長は、人口の増加や納税義務者の増大が要因と説明し、今後の見通しについても言及した。
市場環境が厳しい中、市議らはそれぞれの視点から問題提起を行い、地域経済や住民サービスの質を向上させるための議論を交わす姿勢が見られた。議会の開催を通じて様々な意見や要望が集約され、今後の行政対応に影響を与えることであろう。
それぞれの議案に対し慎重な審議がなされ、意見の振興に繋がることを目指す姿勢が強調された。議会の結果として、多くの案件がそれぞれの委員会への付託が決定し、より詳細な検討が進むこととなった。