三郷市議会の令和5年9月定例会では、市政に関する多くの重要な問題が取り上げられた。
マイナンバーカードの取得状況については、2022年の申請件数が119,736件、交付枚数が101,212枚に達し、申請率は84%、交付率は71%に上ることが報告された。
取得が困難な要配慮者への対応も行われ、事例として写真撮影や申請手続きのサポートが挙げられた。
また、資格確認書の発行については、国の指導を踏まえた適切な対応が検討されており、今後の課題として注目される。
市長は、保険証廃止の見直しに関して国に対し意見を伝える重要性を強調し、平和事業の取り組みについても進捗が報告された。非核平和都市宣言を受け、様々な事業がユーザーから高い評価を得ている。
学校教育に関する問題では、前間小学校と後谷小学校の統合に伴い、通学路の安全確保が主な懸念として取り上げられた。
特に、国道の横断に対する交通信号の設置が課題となっており、引き続き警察と協議を進める必要がある。
また、避難所運営において女性の視点を取り入れた取り組みの重要性が認識されており、今後の展望についても討議された。
教育環境の改善を求める声には、教職員の長時間労働が課題であり、さらに学校給食の公会計化による教職員の業務負担軽減が求められる。
最後に、内水による浸水被害の問題が取り上げられ、引き続きの改善が求められた。特に市道1682号線の横断歩道設置については、市民の安全を考慮し、真剣に検討する方針が確認された。