令和5年9月の三郷市議会定例会が開催された。議会では報告事項や多くの議案が上程され、様々な施策について審議される予定だ。
主な報告事項としては、令和4年度の三郷市一般会計決算の報告が行われ、市長である木津雅晟氏が施策の成果について言及した。特に、コロナ禍に起因する多様な施策や、地域経済への影響について説明が行われた。
また、議案には新たな工事請負契約や災害派遣手当等に関する条例改正案が含まれており、これらの提案は市民生活に直接影響を及ぼす重要な内容である。具体的には、（仮称）三郷市立瑞沼学校給食センター新築工事に関する契約が含まれ、予算は約2億6,785万円となっている。
市長は、施策の成果として「市制施行50周年記念事業」や「コロナ対策」について多くの施策を実施したことを強調した。報告の中で、特に給食費の減免や地域経済支援に注力したことが述べられた。これは、市民生活の安定を図るための重要な取り組みと位置づけられている。
次に、議案第57号（三郷市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例）についても、具体例として新型コロナウイルスに対処するための手当について明記されており、現行の法律に則った内容であることが説明された。
さらに、議案第59号（三郷市水道事業給水条例の一部を改正する条例）では、将来的な水道運営の持続可能性を図るため、一般的な水道料金の見直しが提案されている。これには料金水準の引き上げが含まれ、20%程度の調整が見込まれている。
このほかに、人権擁護委員候補者の推薦についても議論され、候補者は今後の選考に当たって市民の理解と信任を得ることが必要であると認識されている。
これらの議案は、今後日程に従い審議される予定である。議会は市民との対話を重視し、透明性のある運営を心がけていることが確認された。