令和2年3月三郷市議会定例会が開かれ、議案に関する審議が進められた。議案第1号から第18号までの報告と討論が行われ、全体を通して原案が可決される流れとなった。
議案第1号から第17号にかけて、各常任委員会からの審査報告が提出された。建設水道常任委員長の加藤英泉氏は、「議案第1号 三郷市道路線の変更については原案を可決すべき」と報告し、全委員が賛成したとした。続いて、議案第2号も同様に、全員賛成の結果となった。
次に、総務常任委員長の稲葉春男氏は、議案第3号の原案可決を報告し、質疑、討論を経て原案が可決される。市民福祉常任委員長の工藤智加子氏は、議案第4号、5号、6号の順に報告し、いずれも原案可決の結果となった。
中でも重要な議案である第12号、令和2年度三郷市一般会計予算についての討論では、賛成派と反対派の意見が飛び交った。反対意見を述べた佐藤智仁氏は、「この予算は厳しい生活に追い打ちをかける」と指摘し、消費税の増税が家計を圧迫していると訴えた。一方、篠田進氏は、自治体の未来を見据えた施策が盛り込まれていると評価した。\n
その後、議案第13号から第17号までの採決も行われ、すべての議案が原案通りに可決する結果となった。議長の菊名裕氏は、「議案第18号の説明を岡庭明議員に求める」とし、行政組織条例の改正について説明された。議会の組織改編を反映した内容であり、改正内容については反対意見はなく、原案可決が決定された。
最後に議会の会期の変更についても議論され、会期が3月18日から17日に変更されることが承認された。本定例会はその後、散会を迎えた。