令和5年6月、三郷市議会の定例会が開催され、複数の議案が審査された。
特に議案第35号の令和5年度三郷市一般会計補正予算(第2号)についての報告が注目を集めている。
この予算補正は、主に国からの臨時交付金を基に、約6億円が追加されるものである。
生活困窮者への支援や、子育て移動支援に関する施策が迅速に計画されている点が強調された。特に、子育て世代への支援策として新たにタクシー利用券、路線バス回数券、自動車燃料費助成券が提供される。
また、生活保護システムの改善も進められることが確認されたことから、市民の生活に寄り添った施策が期待される。
この会議では、議員から反対討論も行われた。
特に、日本共産党の工藤智加子議員は、森林環境税の導入に反対の意見を表明し、低所得者への影響を指摘した。彼女はこの税制が逆進的であると強調した。
また、印鑑条例の改正についても議論が交わされた。
深川智加議員は、マイナンバーカードを用いた印鑑登録証明書の交付に関して、誤交付のトラブルが多発していることを指摘し、懸念を示した。
一方で、賛成意見も強く、市の積極的な施策に期待を寄せる声が上がった。特に、マイナポイント関連の新たな施策が、トラブルを未然に防ぐために工夫されている点が評価されている。また、地域の経済活性化の促進策として、デジタルマネーのポイント還元を通じた支援も検討されることとなった。
今後の運営については、個別商店などに対する影響も考慮しつつ、更なる改善が求められる。
議会はすべての報告を終えた後、検討課題として定め、次回の議会に向けての準備に入る。