三郷市議会定例会において、市政に対する一般質問が行われた。
柳瀬勝彦議員は、学習指導要領に関連した教育現場の改善やコミュニティ・スクールの採用について言及し、教育委員会としての指導内容を質した。
彼は、学習指導要領が4回目の改訂を迎え、新たな教育法「アクティブラーニング」が消えた理由について懸念を示し、教育委員会の具体的指導を求めた。また、三郷市でもコミュニティ・スクールが導入されることに期待を寄せ、地域住民や保護者の学校運営への参加を促進すべきとの意見を述べた。
鳴海和美議員は、起業支援やボランティア活動の重要性を強調した。彼女は、地域の人々が参画できる環境づくりが市民生活の向上に寄与するとし、ボランティアに対しての支援政策を求めた。また、認知症予防や高齢者支援の施策を強調し、地域における居場所づくりの必要性を強調した。
一方、実際の行政施策については議長が、振り込め詐欺等の被害防止に関する条例を施行したことや、通話録音機器の無料貸し出しを行う旨を報告。環境安全部長も被害状況について分析し、今後の取り組みについて言及した。
最後に、加藤英泉議員が観光振興について質問し、社団法人化の意義を問うとともに、イベント等の担当課の統一について検討を要求した。彼は、観光農業を通じた地域振興の必要性や大型バス駐車場の確保も提案し、今後の市の方針を期待した。