令和3年3月15日、三郷市議会の定例会が開催され、様々な議案に関する審査が行われた。
本日は、主に議案第4号から第25号に関する報告と質疑が中心となり、全ての議案について採決が行われた。議案の内容には市道路線の廃止や変更、特殊勤務手当に関する条例改正、国民健康保険税条例改正など、多岐にわたる重要な項目が含まれている。
まず、議案第4号から第17号に関する委員会審査報告が行われ、建設水道常任委員長の加藤英泉議員が登壇した。議案第4号の三郷市道路線の廃止については、特に質疑がなく全員賛成で原案通り可決された。一方で、議案第16号の生産緑地地区の区域に関する条例改正については、生産緑地指定の面積要件が引き下げられることによって、今後新たに指定される農地の見込まれる面積が報告され、市街化区域内の全農地面積の約半分を占めるとのことが伝えられた。
さらに、財務部長の平川俊之氏は、議案第17号の水道事業に関する条例改正について説明し、1日最大給水量の改定根拠として、過去数年間の給水量のデータに基づいた見直しの必要性を強調した。質疑の中で水道の使用割合についても触れられ、一般家庭用が多くを占めるとのことだった。
次に、議案第18号および第19号に関する報告では、国民健康保険特別会計補正予算が議題に上がり、特にコロナ禍における経済的影響を受けた市民に対する支援の重要性が強調された。
終始賛成による圧倒的支持の中、議案第20号から第25号の報告も無事に可決された。議案第20号の一般会計予算は、コロナワクチンの接種体制やデジタル化推進が取り組まれることにより、総額517億円と、14年連続の増額となっていると報告されている。他にもシルバー元気塾事業や学校教育の充実に関する施策も盛り込まれ、次年度への期待が高まる内容となっている。
本日の会議最後には、請願第1号の報告が行われた。この請願は国に対し、安心・安全の医療・介護の実現を求めるものであったが、賛成者が少なく不採択となった。