久喜市における市政に関する質問が行われた。
杉野修氏は、上古川橋付近の交通安全対策として、手押し信号と横断歩道の設置を求めた。県道川越栗橋線とコスモスふれあいロードが交差するこの場所は、生徒の通学路であり、利用者が頻繁に訪れる地点であるとの認識を示した。現地に交通安全施設が未設置であることから、危険性が高まっていると指摘し、教育委員会の見解も求めた。
杉野氏はさらに、コスモスふれあいロードの利用者にとって、押しボタン式信号の設置は安全性を飛躍的に向上させると指摘した。そこで、県道に信号や横断歩道を設置するために必要な手続きについても質問を行った。
次に、杉野氏は介護保険制度について言及した。制度が20年経過し、利用者のサービス額が減少したと述べ、特に「要支援2」への移行についての問題点を挙げた。コロナ禍による影響に触れ、介護事業者や利用者がどのような困難を抱えているか、調査を通じての実態を知りたいとの意向を示した。
特に家族介護の実態についての質問では、独居高齢者の世帯数や、介護を担う小中学生の状況について関心を示した。また、介護従事者の処遇改善や介護離職数の推移についても詳細な情報求めた。
公共施設アセットマネジメントに関しては、地域自治とコミュニティ維持の重要性を再認識し、住民参加による計画策定を求めた。特に行政サービスの質が維持されるべきであるとの立場を強調した。
さらに、新型コロナウイルスの再拡大に備えた対策の強化も求めた。市の感染者増加について数字を示し、対策の遅れを危惧した。特に地域での集中検査の必要性を訴え、冬に向けての対応強化を求めていた。市は今後の感染拡大に対して危機意識を持つべきと述べ、その認識を確認した。