令和5年第2回神川町議会臨時会が5月1日に開催された。
初めに、議長と副議長の選挙では、柴崎愛子議員が議長に、福島康弘議員が副議長にそれぞれ選出された。柴崎議長は就任に際し、人口減少や少子高齢化への対応が重要と強調し、地域に密着した議会運営を目指す姿勢を示した。「地域住民の皆様の負託に応えるため、声に耳を傾ける」と述べる。
次に、常任委員や議会運営委員が選任され、役割に応じた議員がそれぞれに選出された。また、重要な議案として神川町印鑑条例の一部改正が示された。これはデジタル社会への適応を目指すものだと町民福祉課長の福嶋晃氏が説明した。
令和5年度神川町一般会計補正予算についても議論され、754万2,000円の増額を見込んで、累計で58億3,904万2,000円となる見通しが示された。副町長の金子亨氏はこの補正予算による支援内容を解説した。
一方で、印鑑条例の改正案に対し、川浦雅子議員が個人情報保護の観点から懸念を表明。一方で、新井太一議員は、行政運営上必要な改正であると支持を表明した。議長により採決が行われ、可決された。
また、監査委員の選任についても地方自治法に基づき提案され、四方田繁男議員が選任されたことが報告された。この会議では複数の報告事項があり、特別に呼ばれた議員や事務局職員がそれぞれの役割を果たした。
午後1時34分に会議は閉会した。懸念や期待が交錯する中、今後の神川町議会の運営が見守られることとなる。